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できる子

 

 記銘および考察は神経伝達物質の合成および消滅速度、またシナプスの形成速度、安定化度により決定されます。この速度や安定化度に関しては それぞれの組織が持っている特性で個人差がありその構造は遺伝子により決まります。「医者の子は頭がいい。」等一般的に親ができれば子もできるという由縁はここにあります。しかしながらせっかくの贈り物も訓練をしなければ廃用萎縮してしまいます。

 神経細胞は生まれてから減少の一途をたどり、増殖することはありません。ところが唯一神経細胞の増殖ができる 器官があります。それは外部からの情報窓口の海馬 という器官です。海馬の神経細胞は増殖できます。その増殖が新たな記憶を生み出し同時に考察回路を形成させていきます。また脳の特性を生かし学習をすることによりシナプス間の伝達効率が上がってきます。同時に大脳のシナプス間の結合を 生み出したりシナプス間のレセプターを豊かにしていきます。これこそが「努力は天才に勝つ」必勝方法です。

 

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