脳梁と利き手

 

動物は左脳に複雑なシナプス回路のシステムを持ち合わせていません。それは言語をもっていないためです。出生したての赤ちゃんは脳が未発達の状態です。そして、二つを分け隔てている脳梁 (左右の大脳半球の皮質を連絡する神経繊維の集まり) ができていないため赤ちゃんの脳は成人の右脳の働きしかしません。赤ちゃんの情報処理は動物レベルの働きとなっています。人間は左脳を鍛えるため様々なメカニズムを持っています。その一つが母親の赤ちゃんに対する語りかけです。赤ちゃんに言語を聞かせると左脳の血流増加がみられ微量な電気の流れが測定されます。人間の本能により母親は赤ちゃんに多くの言葉を話しかけます。この行為は左脳を鍛錬させ人間として成長させていくためのものです。母親から多くの言葉を聞き、その母親の表情を見て状況を鑑み言葉の意味を覚えていきます。その後赤ちゃんの喃語に呼応したり、絵本を読み聞かせたり様々な左脳教育をしていきます。もちろん同時に右脳もそれなりに鍛えられています。一方だけを鍛えようとしても右脳と左脳が脳梁でつながっているため他方にも影響を及ぼします。
 人間は左脳が右半身を担当し、右脳が左半身を担当しています。言語脳が左脳に形成されることにより、左脳と連結する右半身が左半身より先に自由が利くようになります。したがって右手の反応が早くなり、右利きとなる個体数が大多数を占めます。喃語の出現と、利き手のリーチングが同期するという事実からも理解できます。しかし、脳梁が発達すると言語脳と利き手の関係は低下します。言語脳より早く脳梁が完成すれば、利き手はどちらになるかわからないと考えられます。左利きは、統計学的に女性に比べ男性のほうに多く見られます。これは、女性の方が左脳の言語野が男性に比べ早く形成されるため右半身に与える影響が大きくなるためです。

 

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